人間的な表情で知られるパグですが、その歴史は非常に由緒ただしきものでした。
パグの起源となる犬種は実に紀元前400年よりも前からいたとされているほどの古い歴史を持ちます。
古代中国の壁画などにもパグのような犬種が描かれていてその存在を裏付けるものになっていますね。
その頃はパグではなくローツと呼ばれていた犬種が現在のパグの祖先のようです。
このパグはその後オランダを経由してヨーロッパに広がり、イギリスでは「ダッチ・ドッグ」などと
言われていた事もあったせいか、パグはオランダ原産・・・なんていう推論もありました。
実際にオランダ王侯貴族との関係も深く、王様の肖像画に登場するほどです。
イギリスでもその人気は健在で、ウィリアム3世からビクトリア女王までパグを溺愛し、
その知名度は貴婦人の間でどんどんあがっていきます。
中にはナポレオンの奥様であったジョセフィーヌの飼っていたパグ「フォーチュン」が、
ジョセフィーヌに近寄ったナポレオンに噛み付いた・・・なんて話もあり、
その性格は実にフランス人好みだったようです。
またヨーロッパで当時主流だった狩猟犬に比べ、非常に独特の顔をしているパグ。
そのなんとも言えないアンバランス差が大人気だったようで、ヨーロッパで短吻犬種が
知れ渡る引き金となった歴史を持ちます。
イギリスが1860年中国北京を襲ってペキニーズやパグなど
中国の犬種を連れて帰ったと言われています。
またこの時に黒いパグもいたようで、その珍しさから1886年のドッグショーで公開され
1885年アメリカでは「小さな身体に大きな中身」と評され、公認の犬種となったわけです。
トイプードル
チワワ
ミニチュアシュナウザー
パグ
ジャックラッセルテリア
愛犬家の間では「顔で語る犬」とまで言われ、非常にその表情は人間的なパグ。
見た目にはいつも困ったような顔をしてる・・・と言われますが、確かにそう見えますね。
そのがっしりした体と飛び出ているようにも見える目、そしてくしゃっと潰れた顔や鼻などの
アンバランスともいえる風貌ですが性格は非常に大人しい子です。
また人間的な表情のほかにも、寝るときにイビキをかいたり肥満体質だったり・・・
凄い人間っぽいですよね?
大人しく主人に忠実。それでいて攻撃的ではなく、優しい性格。
・・・なんですが歴史上で主人に近づいたナポレオンに噛み付くように、実はかなりのヤキモチ焼き。
大好きなご主人が誰かと仲良くしてると嫉妬しちゃう子で、しかもこれがまたなかなかに頑固な気質。
仲良くするのが犬種で自分と同じパグでもヤキモチを焼いちゃいますので、
パグを飼うときは「ワンホーム・ワンドッグ」を心がけて下さいね。
ちょっと気難しいともいえるその気質をのぞけば、屋内犬として非常に向いています。
また小さな部屋やアパート、大きな屋敷、田舎や都会に限らず順応性が非常に高いため、
飼う場所や地域を選ばない・・・といったいい所もあわせもっています。
その人間臭いともいえる表情で、人が喜ぶのを自分の喜びに出来るところもまたいいですね!
この独特な風貌と魅力的な性格のパグ・・・ちょっと嫉妬深くて頑固ではありますが
是非一度飼ってみて下さいね!
ボストンテリア
マルチーズ
ポメラニアン
ダックスフンド
ゴールデンレトリーバー
パグの毛色はいくつかありますがそのどれもが基本的に、
くっきりと明確に分かれているのが特徴ともいえます。
特にトレースと言われる頭の後ろから尻尾にかけてのブラックの線とか
顔の部分の明暗さというコントラストもくっきり!
他の犬種のように複雑な毛色・・・というわけではありませんが、
その明瞭さはパグの毛色の魅力の一つですよね。
基本的によく知られる毛色は、フォーン、シルバー、アプリコット、ブラックなどでしょうか?
日本ですと一般的に多いのはフォーンカラー。
またその次に多いのが歴史でも1800年代後半にドッグショーで
お披露目されたブラックカラーですね。
いずれにしてもその明確に色分けされた身体や顔のカラーリングは、
パグのパグらしいともいえる最大の特徴です。
そのほかにもブラックカラーのパグは最近では「黒パグ」と言われて人気がじわじわあがっている模様。
真っ黒な顔に大きな目、そして悩んでいるような顔・・・
想像するだけでもコミカルでそのアンバランスさが可愛いですよね。
身体のいたるところにあるマーキングも他の犬種に比べると
一目瞭然といえるほどはっきりとしていますし、顔の鼻や耳、またほくろなどもあります。
ほくろまである犬種っていうのも珍しいですが、これもまたパグの人気の理由なんでしょうね。
頭の前面にあるダイヤモンドといわれるマーキングや、サム・マーク、
そして頭から尻尾に向かって走るトレースは、一般ではその色が黒いほどいいものとされています。
柴犬
ビーグル
キャバリア
フレンチブルドッグ
コーギー
がっしりとした身体つきをしているパグですが、実は非常にデリケートな犬種です。
まず温度差に非常に敏感で、寒いのも暑いのも苦手・・・
というある意味もっとも屋内犬らしい特徴があります。
その敏感な温度差を感じるお肌も、これも凄くデリケート。
皮膚病などにもかかりやすく、見た目の豪快さとは裏腹に欠かせない
貴方のケアが必要となりますので覚えておいて下さい。
常に悩んでいるような顔の理由である皺もまた汚れが溜まりやすく、
これも欠かせないケアの一つですね!
また湿度などにも弱く、長時間の散歩などはパグにとっては過酷なものになります。
パグがもっと遊びたそうにしていても、適度な時間で
散歩をきりあげるような配慮もしてあげたいですね。
それに屋内でもそうですが、屋外ですと大きな目に傷を作る原因にもなりかねます。
パグはその目の特徴的な形から目ヤニや涙ヤケを作りやすく
また目の病気にもかかりやすいです。
耳もその垂れ耳なせいか通気があまりよくなく、
耳の中の掃除を怠ると炎症などの原因にもなりますよ。
短毛ですが皮膚は繊細ですので、小まめなブラッシングも心がけて下さい。
むだ毛を取り除くと同時に肌への適度な刺激は健康促進にもなりますからね。
また他の小型犬同様に足腰への負担は減らすように環境の工夫をしてください。
滑り易いフローリングなど最近はほとんどですがすべらないようにマットなど、
高低さはなくなるように様々な工夫が大事ですよ!
ラブラドールレトリーバー
ボーダーコリー
パピヨン
シーズー
ヨークシャーテリア